CBTについての基礎知識
CBTとは
CBTはComputer Based Testの略で、その名の通りコンピューターを使ったテストです。
医学部4年生の終盤におこなわれ、OSCEとセットで5回生への進級判定に使われることが多いようです。
問題は基礎から臨床の幅広い分野に渡ります。
最も特徴的なのは、全員が違う問題を解くことがあげられます。
これは20,000ほど蓄積されたプール問題から各個人ごとに問題が選択されるためであり、
周りを見渡してもCT画像を眺めている受験者がいれば、胃の組織図を見ている受験者もいるなど、ばらばらです。
当然、各受験者の問題の難易度にばらつきが出るのですが、難易度は補正され、正答率が計算されます。
そのため、各受験者の実力を正確に反映した成績がわかるそうです。
CBTと医師国家試験の関係
CBTの成績と6年生にある医師国家試験の成績には相関関係があり、
評価4以上の学生はほとんど医師国家試験は合格するようですが、
評価3以下の学生は国試の合格率は半分ぐらいのようです。
実際、CBTの勉強は国試に直結するため、病院実習の予習もかねて
しっかり勉強する学生が多いようです。
CBTの知識はポリクリでかなり役に立ちます。
特に病態生理をしっかり覚えておくことがおすすめです。
CBTの評価について
CBTは成績順に6段階に評価されます。
評価 | 基準集団内の位置 |
---|---|
1 | 2.5%未満 |
2 | 2.5~15% |
3 | 16~49% |
4 | 50~84% |
5 | 85~97.5% |
6 | 97.5%超 |
結果が出るまでの期間
だいたい7~10日くらいで大学側に資料が送付されるようです。
正答率、大学内順位、各ブロック別正答率等かなり詳しい情報が載っています。
- 最終更新:2011-06-09 07:20:57